症例の紹介

症例の紹介

ゴルフ肘

ゴルフ肘

 ゴルフ肘(内側上顆炎)は、肘の内側の腱や筋肉が炎症を起こして痛みを伴う状態で、使いすぎや繰り返しの動作が原因となることが多いです。鍼治療(針治療)は、筋肉や腱の緊張を和らげ、血流を促進し、炎症を軽減する目的で行われます。

ゴルフ肘に対する鍼治療の方法

1. 治療対象部位

以下の部位に鍼を打つことが一般的です:

  • 内側上顆(肘の内側の骨の出っ張り付近)

  • 前腕屈筋群(前腕の内側の筋肉)

  • トリガーポイント(筋肉のしこりや硬結)

  • 関連経絡:心経、心包経、小腸経など(東洋医学的アプローチ)

 

2. 鍼の手法

 ・透刺法:ー本の針で複数以上のツボを刺す治療法。経絡の通りや気血の循環を加速する。神経に対する刺激量も増やし、神経細胞の活性化も促進する。

 

  • 置鍼(ちしん)法:鍼を刺したまま10〜20分放置。

  • 電気鍼(でんきばり):鍼に微弱電流を流して刺激を与える。慢性痛に有効なことがあります。

3. 施術頻度

  • 急性期:週2〜3回

  • 慢性期:週1回程度でも効果あり
    ※個人差があるため、症状に応じて調整されます。

4. 治療期間の目安

  • 軽度:1〜2週間

  • 中等度以上:1ヶ月以上かかることもあります

5. 併用すると効果的なもの

  • アイシング(急性期)

  • 温熱療法(慢性期)

  • ストレッチやリハビリ(施術後に勧められることが多い)

注意点

  • 鍼治療は国家資格を持った鍼灸師に施術してもらいましょう。

  • 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を飲んでいる方は事前に医師や鍼灸師に相談が必要です。

  • 一度で完全に治るわけではなく、継続的な治療と生活習慣の改善が重要です。

 

治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分

初診料: 3,000円

料金: 一回鍼灸治療4,500円