脳出血｜意識障害が出たら仁成堂鍼灸治療専門院へ

高血圧性脳出血の典型的な症状としては、高血圧突然発症する意識障害・片麻痺・頚部硬直・共同偏視・嘔吐などがあげられます。頭蓋内圧亢進症状は脳梗塞に比べて高度であります、意識障害は出現しやすいです。巣症状は当然のことながら出血の発生で部位異なります。橋出血では顔面の痛みなどで発症することもあります。また両側の縮瞳が現れ、小脳出血では歩行失調,協調運動の拙劣さなどにより発生することもあります。
高血圧性脳出血は,これら血腫の発生部位により次の５つに分類されます。

1.被殻出血：
高血圧性脳出血のなかでもっとも頻度の高いのが被殻出血です。レンズ核線条体動脈からの出血で反対側の片麻痺、知覚障害などを呈し、優位半球側の出血では失語、非優位側の出血では失行、失認を呈することもあります。重症例では意識障害を生じます。

2.視床出血：
後大動脈の枝である視床膝状体動脈,視床穿通動脈からの出血で被殻出血と同様に反対側の片麻痺,感覚障害を生じ,優位半球の出血では失語を生じます。

3.橋出血：
脳幹部の出血としては橋出血が大半を占める。症状として、縮瞳・眼球運動障害・対側の片麻痺・感覚障害から出血量が多いと四肢麻痺をきたし、さらに呼吸障害・意識障害を呈します。

4.小脳出血：
上小脳動脈分枝の破綻によるものが多いです。初発症状は嘔気・嘔吐・めまい・頭痛が多いです。歩行障害・運動失調・失調性言語などを認めます。

5.脂質下出血：
ほかの部位の出血と違い高血圧が原因となるのは半数くらいであり、そのほかは脳動静脈奇形、海綿状血管腫、アミロイドアンギオパチーなどによる。頭痛・嘔気・嘔吐・痙攣・意識障害などに加えて、出血部位の症状がみられます。前頭葉では一過性神経症状や頭頂葉・側頭葉の優位半球では失語がみられます、後頭枼皮質下では半盲・失書・失読がみられます。

高血圧症をもつ例では、細い脳内動脈（直経１５０um前後）に血管壊死、すなわち類繊維素性動脈壊死に起因した小動脈瘤が発生し、これが破綻して血腫となります。小動脈瘤がもっとも多発するのが外線条体動脈であります、部位でいえば被殻であります。次に視床に多い、小脳・橋の順に多いです。

本院の脳出血の治療原則として、中医医学との基礎理論でひとりひとりの症状を分析し、本院特色の透刺法（透穴法）で針と微電気（パルス）併用して、経絡上の百会穴（ツボ）・合穀穴（ツボ）・曲池穴（つぼ）・手三里穴（ツボ）・内関穴（ツボ）・外関穴（ツボ）・風池穴（ツボ）・足三里穴（ツボ）三陰交穴（ツボ）・陽陵泉穴（ツボ）などと経絡外の四神聡穴（ツボ）太陽穴（ツボ）などの奇穴に刺激しする事により、血液循環を促進して、出血部位を修復し様々な症状を回復させます。